まずはこのグラフを御覧ください。
2017年のインターネット調査によると約75％もの人が、
親・配偶者・家族・友人に感謝を伝えられていない。
と感じている調査結果があります。
この調査結果には私も同意です。
私自身も大切な人たちに感謝を伝えられていないと思い当たることがあります。
感謝の気持ちは持っていますが、感謝を伝えられていないなぁ
と感じています。
「なぜ感謝を伝えられないか」
この調査結果にも納得です。
やはり改めて感謝を伝えることは照れくさいんです。
そしてきっかけやタイミングがないと言い訳を作って伝えることをしていません。
感謝を伝えられていない。
このことを考えることになったきっかけは1冊の本です。
二宮敦人さんの
「最後の医者は桜を見上げて君を想う」
この本との出会いはたまたまでした。
amazonprime会員の読み放題対象商品であり、
表紙をみてなんとなく選んだ、所謂ジャケ買いのようなものでした。
失礼ながら、二宮敦人さんの作品を読んだこともなく、たまたま…いや、運命的に選んだ一冊になりました。
あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは？ 究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか？ それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生！
文庫書き下ろしより
死を前にした患者の感情や思想がリアルに感じて重々しく、
そして共感できるものでした。
そのため患者へ感情移入をしてしまい、
死への恐怖や後悔など、今までの人生を思い起こす
走馬灯のような濃縮な思考体験ができました。
考えさせられる1冊であり、
私のお気に入りの1冊になったことは間違いありません。
この本を読んでから、今まで漫然とあると思っていた明日は、
大きな怪我や事故、病気など、
ある日フッと消えてしまう可能性もある、
谷を超えるために崖と崖をつなぐ薄氷の吊橋
のように感じるようになりました。
しかし、ルパンに予告状をもらった銭形警部のように厳重に警戒しても、
その日はやってきます。
それなら、後悔をしない日々を過ごしたい。
そこで一番最初に頭に浮かんだことが感謝を伝えるということでした。
「明日やろうは馬鹿野郎」
昔のドラマにこんなセリフがありましたが、まさにこんな気持ちになりました。
感謝を伝えるのは直ぐがいいに決まっている。
「また今度で…」と言っているとタイミングを逃し、
「きっかけを無くした」と思ってしまいます。
すでにタイミングを逃してしまった人は記念日に伝えるといいと思います。
誕生日や結婚記念日、バレンタインやホワイトデーもいいでしょう。
記念日は私達にきっかけをくれています。
感謝を伝える方法はたくさんあると思います。
プレゼントや言葉、手紙もいいですね。
さらに感謝を伝えると
幸せホルモンの「セロトニン」が分泌され、
気持ちが落ち着き、穏やかな感情になることも研究結果からわかっているそうです。
感謝をされて、嫌な人はいないでしょうし、
その人との交友関係も良好になるでしょう。
こんなにも良いことと感じているし、わかっているのに、
実行できないのが人間です。
みなさんも小さな一歩、いかがですか？
A.B.C-Zファンの方は夫や家族を置いて
コンサートや舞台を見に行ってませんか？
うちは割とそうです(´・ω・｀)
そんなときにいつも以上の感謝を伝えてみてはどうですか？
きっと気持ちもスッキリし、
これまで以上に夫や家族も気分良く送り出してくれると思います。
私も一歩踏み出していきたいと思います。
まずは妻、えびぞうの目を見て
「いつもありがとう」
そして、えびぞうはえび活に励んでいった…
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